2010年12月16日
晩秋の信州・奥飛騨ツーリング9
「おサルのおっちゃん」
3歳のウチの息子は、彼(=千田クン)をこう呼びます
子供は時に残酷です。(まぁ、そう仕込んだのはボクですけど・・・ごめんね千田クン)
そんな、おサルな後輩とともに向かうのは「飛騨高山」・・・なのですが、実は上高地を抜け「長野→岐阜」となった時点で、我々は高山市に踏み入れていたのです!
何でも昨今流行の市町村合併で高山市はとてつもなくデカイ市になったそうな(日本で最も広い市らしい)しかし、高山らしい情緒ある町並みまでは、しばらくドシャ降りの山中を走らなければなりません・・・ここで、大きな問題が!
ここまで我慢していたヤツが、止まりません!
ヤツを勢いづかせると最後、それはそれは恐ろしいことに
・・・そう、鼻水です
そりゃ~気温1ケタの中、バイクで走ってりゃ体感温度は氷点下・・・防寒対策はバッチリでも雨のせいで何処かに綻びが出来ます。そこから、冷気は容赦なく入り込み、毒のように全身を蝕んでやがてジュルジュル・・・ジュルジュルとなってきます。
「カーッ、ペッ」と、痰に見せかけて鼻水を出す大技を繰り出したいトコですが・・・
超、楽勝!(半キャップタイプ)
コツいるけど全然オッケー!(ジェットタイプ)
まず無理、自爆確実!(フルフェイスタイプ)
となり、私は安全性重視のフルフェイスタイプ・・・よって「鼻水 vs 肺活量」の闘いの火蓋が切られた!(大げさな)
垂れては吸い上げ、垂れては吸い上げの鼻水との闘いに(汚いなぁ)疲れが見え始めたころ、ようやく目の前に古い町並みが!・・・高山の中心街に到着です
時刻は12時少し前、ちょうど昼時なので高山名物のひとつ、ご当地ラーメンである「高山ラーメン」に狙いを定め、お店を物色・・・本来ならバイクを降りて散策したかった町なのですが、この雨じゃ駐車場探しもひと苦労(バイク可の駐車場って少ないんですよ)なので、駐車場完備のラーメン屋さんを探すことに・・・
そして、ありやした!
「甚五郎ラーメン」さんです
大雨の中にヘルメットやグローブを置いて行くことは出来ず、しかたなく店内に持ち込むことに
店内は、まだ昼前なのに、大勢のお客さんで賑わっていました。
運悪くテーブル席はひとつしか空いてません・・・荷物の置けそうなスペースもなく、どうやって席に着くか考えつかず、ずぶ濡れの疲れきった男4人が呆然と立ちすくんでいると、女将さんらしき店員さんが「ここに荷物置いてくださいね」と満席時に使う、イスにビニール袋を敷いて即席の荷物置場を作ってくれました。
それもイヤな顔ひとつせずに笑顔を添えて・・・同じサービス業の人間として、この女将さんの行動には感激です
まさにプラスアルファのサービス!
(ありがとう!女将さん)←勝手に女将さんにしてしまってます(笑)
あ、朝日クンが・・・朝日クンが・・・壊れかかってます
メニューは「らーめん」か「チャーシュー麺」、「並」か「大盛り」という男前な構成
写真は「らーめん」 @600円
高山ラーメンらしく、平打ちの縮れ細麺に醤油ベースのスープ、具はネギ・チャーシュー・メンマとシンプル!(ライスと漬物は付いてきます。炭水化物&炭水化物で満腹)
冷えきった身体に染み込んでいくスープ「ウマし」
スープが良くからむ縮れ麺も、これまた「ウマし」
そして、とろとろのチャーシュー・・・「激ウマし」
(はい、年に数回しか出ない激ウマし出ました~)
そして、温まったら温まったで出てくるか!鼻水!(怒)
「またいつか、この地に来たら絶対このラーメンを食べよう」
そして、今日のことを思い出すんだろうな・・・
「ずぶ濡れの4人で食べた美味いラーメンと女将さんの笑顔」
そんな未来の想像を楽しむこと・・・Priceless
(マスターカードか!)
さて、お腹も膨れたし、そろそろ出発しますか・・・
止まない雨なんて関係ねぇ、だって俺ら・・・
No Motorcycle No My Life
To be continued