2011年04月17日
酔い・・・

小さい頃から牛乳の好きな千田でおます(牛乳は本当に体に良いんですよ
)
私、小さい頃は、すっごく「車酔いの激しい子」でありましたどこか出かけるのでも、これから起こり得る楽しみより先に「また車酔いするやろな
」なんて、いつもブルー
になっていたものです
そんな私も、こんな仕事をしていますし、車酔いは成長と共に治るみたいです(40代~50代に再発するという噂もありますが・・・
)
教習生の方の話を聞くと、たまに「車に酔うんです」なんて、とてもかわいそうで、憂鬱な気持ちになられる方がおられます
そこで、私の小話をご紹介したいと思います
小学校低学年の頃の話です待ちに待った「校外学習」の前日の物語です
その頃、フサフサであった私の髪の毛が逆立つくらいにテンションがあがり・・・

テンションがあがってる生徒を落ち着かせるかの如く、しかし、明らかに興奮気味の先生が「何か聞いておきたい事はないですかぁ」と笑顔で尋ねると、A君(仮)がトコトコトコと歩み寄り、先生の耳元で「バス酔いしないようにするにはどうしたらイイの?」と神妙な面持ちで小声で質問(本人は小声のつもりですが、明らかにみんなに聞こえてました
)したのです
彼は、幾度となく、こういった“お出かけ”では、車酔いに襲われ、楽しい気持ちになったことがないのです
A君が質問した時、先生の顔が一瞬「えっ?」みたいな不意打ちな顔になったのです
それもそのはず・・・先生は先生でも”学校の先生”ですから
が、すぐさま笑顔に戻り先生が出した答えは・・・
「真っ赤なリンゴを持ってきたら酔わないよ」
と「これでもかっ!」と言いたくなるように、すごく優しくA君に語りかけたのですそのあと、先生が言うには“リンゴの匂いを嗅いでいると大丈夫
”とのことだったのです
A君は次の日、とても大きな真っ赤なリンゴを握りしめ、バスに乗り込んだのです
いつもならほんの数分で“オゲェ~!”としていたA君でしたが、この日の彼は違います
バスガイドさんの手慣れた“スケッチブックでの荒技”を心から楽しんでいます
「今日はこの大きな真っ赤なリンゴがボクを守ってくれてるんだ!」
という気持ちだったのでしょうさらにA君はテンションが上がり・・・上がり・・・あが・・・あっ・・・
あぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・
事故(事件)は起きたのでした
それは、急激な下り坂に差し掛かった時、座席を立ち、両手を広げてハシャイデいたA君の手元から、それまで握りしめていた大きな真っ赤なリンゴが床に落ちてしまったのです下り坂なので、リンゴは前に転がり、それと同時に「今までボクを守ってくれてたリンゴが・・・」という思いが込み上げてきたのか・・・その後はご想像にお任せします
ただ言えるのは、“とてつもない事態”に襲われました・・・隣にいた私までもがマキゾエに・・・。ちなみに・・・
乗り物酔いが起こるのには、大きく耳の内耳にある「三半規管」という所が「むむっ、何か体のバランスが悪いな
」と判断した時に始まります
プラ~ス!!!“気持ち”が関係してくるのです
この物語に出てくるA君もリンゴを失った時からおかしくなったのです
私も、小さい頃「ボクは強い、ボクは強い」と唱え続けながら車に乗るよう、両親から言われ、少しは酔う時期が遅かったかのように思います(結局、酔ってるやん、千田
)
酔わないようにするためには、“十分な睡眠”と“適度な食事”は基本でありますが、「酔うんじゃないか?」というような“不安”を持たないことです
これから運転者となるみなさん(すでに運転者なみなさん)は、乗せることが多いでしょうから、「車酔い」の心配はないでしょうねだって、運転していると、運転に集中しますから、酔うどころではありませんから・・・